ひさもん仕事と家事の両立ができない…
仕事と家事の両立は、決して簡単なことでは
ありません。
それでも、パートナーと良好な関係で過ごすため
には欠かせないものです。
本記事では、20年以上の結婚生活の中で、
私たち夫婦が実際に続けてきた、
仕事と家事の
両立への向き合い方をお伝えします。
本記事の内容
- 夫婦が仲良く過ごすために、仕事と家事の
両立が欠かせない理由 - 夫婦の働き方に合わせて家事の負担を
変えよう - 自分だけの得意家事を持とう
- 私たち夫婦が続けている仕事と家事の
両立方法
夫婦が仲良く過ごすために、
仕事と家事の両立が欠かせない理由


私は、夫婦が仲良く過ごすためには、お互いの
関係が対等であることだと考えています。
その中でも、仕事と家事のバランスは、
いくつかある大切な要素のひとつです。
どちらかに負担が偏ってしまうと、
- 自分ばかり負担している気がする
- 自分だけ余裕がない
といった“負担の不公平さ”が積み重なり、
夫婦関係に影響が出やすくなります。
これは、共働きでも、パートでも、
専業主婦(主夫)でも同じです。
どちらか一方が無理を続ける状態が続くと、
日常の中で少しずつストレスが蓄積し、お互いに
気持ちの余裕がなくなっていきます。
家事と仕事の両立が必要なのは、
お互いが対等でい続けるための土台を整えるためです。
もちろん、夫婦関係が良好であるためには、
家事以外にも大切なことがあります。
それについては、こちらの記事で詳しくまとめています。


次のパートからは、私たち夫婦の実体験を
踏まえて、どのようにバランスを取ってきたのか
を紹介していきます。
婦の働き方に合わせて家事の負担を
変えよう


家事は どんな働き方の組み合わせであっても、
必ず分担するもの だと私は考えています。
フルタイム × フルタイム
フルタイム × パート
フルタイム × 専業主婦/主夫
どんなパターンでも 生活は二人で作っていくもの です。
やってはいけない考え方
「俺の方が稼いでるんだから、家事はやって」
これは 絶対にダメ。
収入は夫婦の優劣を決めるための指標じゃありません。
パートナーは お手伝いではありません。
もし、
- 家事は稼がない側がやるもの
- 稼いでいる自分は家事する必要がない
と思っているなら結婚はしないで、稼いだお金で
家事代行サービス を雇えばいいと思います。
結婚は 家事をやってくれる人を確保する契約では
なく、共に人生をつくっていくパートナーになることです。
分担の割合は収入ではなく働く時間で
決める
家事分担の割合を考えるときに大切なのは、
収入ではなく「働く時間(拘束時間)」の割合で家事を分担することです。
働く時間の違いによって、家事に使える時間は
大きく変わります。
私が考える家事分担のイメージは次の通りです。


パート勤務の場合、フルタイムより拘束時間が
短いため、家事の割合は少し多くなります。
専業主婦(主夫)は仕事をしない分、家事の割合
が自然と多くなります。
これらはあくまで目安ですが、
お互いの働く時間と生活リズムに合わせて、無理
のない割合にするという考え方を基準にすると、
不満が生まれにくくなります。
自分だけの得意家事を持とう


家事は「手伝う」ではなく「自分の担当を持つ」こと。
夫婦で家事を分担していても、
毎回同じタイミングで動けるとは限りません。
- 仕事で遅くなる
- 夜勤がある
- 子どもの用事が入る
そんな時に、毎回「今日は無理だからお願い」と
言ってしまうと…
言われた側に 負担感 が生まれます。
そこで大切なのが、自分の得意家事(担当家事)
を持っておくこと。
得意家事があると、できなかった分を
別のタイミングで取り返せるからです。
- 私が実際にやっていること
-
私は仕事柄、平日は帰りが遅くなりがちです。
そのため、平日の夕飯は妻にお願いすること
が多くなってしまいます。その代わりに料理が好きな私は、土日に手の込んだ料理を作ってお返しをしています。
- 平日:妻が作ってくれることが多い
- 土日 :私が手の込んだ料理をする
回数でなく質で返す イメージです。
他にも次のような例もあります。
- 掃除(浴室・トイレ・窓)
- 家電メンテナンス(調子が悪い時の対応)
- 保険・手続きなどの管理
- DIY・家具の組み立て
これ以外でもOK。
パートナーより得意な家事をひとつ持てば、
仕事の忙しさに左右されずに対等な関係が
続けられます。
私たち夫婦が続けている仕事と家事の両立方法


このパートでは、私たち夫婦がどのように
家事と仕事を両立してきたのかを紹介します。
我が家の働き方と生活リズム
私たち夫婦は共働きです。
同じ共働きでも、働き方や休み方は家庭ごとに
大きく違います。
我が家の場合は、
という働き方の違いがあります。
このように、働く時間や休みの取り方が異なる
共働き生活を続けているため、
家事の進め方にも工夫が必要になりました。
家事は日替わりではなく、項目ごとに
分担する
日替わりで「今日はあなた」「明日は自分」と当番を決める方法は、一見公平に見えますが、
- 帰宅時間
- 不定休
- 体調
といった影響を受けやすく、続けるほど負担の
差が出やすい分担方法です。
そこで私たち夫婦は、一日の家事を項目ごとに
分けて、それぞれが担当する家事を決めておく
方法
を続けています。
家事の例としては、
- 朝食
- 洗濯
- 夕食
- かたずけ
などがあります。
このように家事を項目で区切り、それぞれに
担当を決めておくことで、
「今日はどっちがやる?」とその都度相談する
必要がなくなり、
働き方や生活リズムが違っても負担が偏りにくくなります。
さらに私たちは、
1週間全体で見たときに50:50になるように調整することを意識しています。
とはいえ、毎週ぴったり半分にそろえるのは難しいです。
そんな時は、無理に回数を合わせるのではなく、
お互いの得意家事を活かし、できることで
バランスを取るようにしています。
たとえ担当の回数が同じでなくても、できることを補い合うことで全体を調整しています。
我が家の家事分担表
ここからは、私たち夫婦が実際に続けている
1週間の家事分担の例 を紹介します。
働き方が異なる共働きのため、
前のパートで説明したように、家事は項目ごとに
担当を決める方法を取り入れています。
我が家の家事分担表
日:日勤 夜:夜勤 休:休日
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | ||||||||||
| 勤務 | 日 | 日 | 日 | 休 | 日 | 夜 | 日 | 夜 | 日 | 休 | 休 | 日 | 休 | 日 | ||
| 朝食 | ||||||||||||||||
| 洗濯 | ||||||||||||||||
| 掃除 | ー | ー | ー | ー | ||||||||||||
| 夕食 | ||||||||||||||||
| かたずけ | ||||||||||||||||
分担表を見ると、妻は平日に担当が多く、
私は休日に担当が多いという形になっています。
これは働き方の違いに合わせて役割を決めているためで、
項目ごとに見ると偏っているように見えても、週全体では自然と50:50に近づいています。
また、家事は得意・苦手の差が大きく出る部分でもあります。
私は掃除が苦手で、時間のある土日でも 最低限の
掃除を1回だけ で済ませています。
そのかわり料理が好きなので、土日は少し手の
込んだ料理を作ることでバランスを取っています。
一方、妻は掃除が得意で、平日の掃除や片付けを
中心に担当してくれています。
特に平日は私の帰りが遅い日が多いため、片付け
の負担が妻に偏っています。
そのため私たちは、回数ではなく、できること(得意家事) や 動きやすい時間帯で全体の
バランスを整えるようにしています。
こうすることで、どちらかが無理をして合わせる
必要がなく、お互いが自然に続けられる分担
になっています。
休みが重なる場合
土日など、夫婦で休みが重なる日は、
家事の担当を決めず、お互いに何もしない時間を
つくったり、一緒に出かけることが多いです。
家事分担は日常を回すための仕組み。
休みが揃った日は、家事から少し離れて
夫婦や家族で楽しむ時間に使っています。
家事と仕事の両立は夫婦の思いやりそのもの


仕事と家事を両立させる目的は、
夫婦がお互いを思いやり、対等な関係でい続けるためです。
どちらか一方に負担が偏った状態が続くと、
「自分ばかりやっている」という気持ちが
積み重なり、
少しずつ 夫婦の間に溝ができてしまいます。
反対に、相手の働き方や状況を理解しながら、
できる範囲を分担する意識 を持てれば、
日常の負担は自然と整っていきます。
家事の分担は、誰がどれだけやるかを競うものではなく、
相手への思いやりを形として示す行動
だと考えています。
夫婦が対等でい続けるためにも、家事と仕事の
両立は 必ず必要なことです。
これが、私が20年以上の結婚生活で感じてきた
結論です。


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