
派遣社員になったけど、
どのように働いたらいいのだろう?
就職活動の結果、派遣という働き方を選んだ、
あるいは正社員になれなかった。
そんな状況の中で、これからどのように仕事を
していけばいいのか、戸惑っていませんか?
実際、将来は正社員になりたいと考えていても、
今の働き方でどうやって経験を積めばいいのか
分からないという人は、少なくないと思います。
私自身も、派遣社員として働き始めた当初は、
まさに同じような不安を抱えていました。
この記事では、派遣社員からスタートして
東証プライム上場の大手企業へ転職した
私の
実体験をもとに、実際に私がやってきたことを
紹介します。
本記事の内容
- 派遣社員が目指すべき積む経験とは
- 派遣社員が経験を積むためのステップ
- 派遣社員が実務と並行してスキルを
高めるためにできること - 派遣社員がキャリアを切り開くために
必要なこと
派遣社員が目指すべき積む経験とは


派遣社員として働く中で、「経験を積む」とは
どういうことなのでしょうか。
私が考える派遣社員が目指すべき経験のゴール
は、職務経歴書に書ける実績を作ることです。
この記事を読んでいるということは、
今後キャリアアップを考えている方も少なくない
と思います。
キャリアアップを目指すうえでは、どのような
道を選ぶにしても、実績が必要になります。
実際、多くの企業の中途採用では「即戦力」が
求められるため、履歴書以上に職務経歴書に
書かれた実務経験の中身が重視されます。
どんなプロジェクトを経験したのか、
どんな仕事を任されていたのかといった内容は、
選考に大きく影響します。
だからこそ、派遣社員として日々の仕事をこなす
だけでなく、「職務経歴書に書ける実務経験を
どう作るか」を意識することが、
経験を積むうえでのポイントになるのです。
派遣社員が経験を積むためのステップ


前の章でお話ししたとおり、派遣社員として
経験を積むうえでは、職務経歴書に書ける実績を
作ることが大切です。
この章では、私が実際に派遣社員として働きながら、どのようにその実績を得ていったのかを
紹介していきます。
実務経験を積んでいくうえでの参考になれば幸いです。
信頼を得る


派遣として現場に入ったばかりの頃は、
未経験だったり、経験がまだ浅かったりして、
何をすればいいのか分からないという状態の
人も多いはずです。
私自身も最初は右も左も分からず、
周囲についていくだけで精一杯でした。
そんな中で目指すべき最初のゴールは、
上司や担当の正社員からの信頼を得ることです。
信頼を得るといっても、特別なスキルや成果を
いきなり出す必要はありません。
大切なのは、「言われたことをしっかり
こなす」ことから始めることです。
最初のうちは、「まだ分からないだろう」
という前提で、簡単な業務や雑用のような
仕事を任されることもあります。
中には、めんどうに感じる作業や、理不尽だと
思えることもあるかもしれません。
それでも、ここはぐっと耐えて真面目に
取り組むことが大切です。
地道に言われたことを丁寧にこなしていく
姿勢が、やがて信頼に変わります。
そして信頼されるようになると、上司や担当社員の中で「次はこれを任せてみようかな」と
いう気持ちが生まれます。
この「次」こそが、より実務に近い経験に
つながっていく重要な一歩になるのです。


信頼関係が少しずつできてきて、仕事にも
慣れてくると、
任される業務の中に少しずつ
難易度の高いものが含まれるようになります。
そういった業務は、将来的に担当者として動くときに必要になる仕事であることが
多いです。
この段階では、ただ作業をこなすだけでなく、
業務の流れや目的を理解することが
大切です。
私の例を挙げると、開発現場で設計に
関わっていました。
製品ごとに内容は異なりますが、
どの開発プロジェクトでも始まりから
終わりまでの流れは基本的に同じです。
さらに、その中にはどの製品でも共通して
行うルーティン業務があります。
まずは、そうした共通業務を一通り覚えること
に集中しました。
こうした業務の流れを理解しながら仕事に
取り組むことで、
開発の全体像やプロセスの
つながりが自然と頭に入ってきます。
この段階は、より実践的な経験を積むための
準備期間とも言えます。


信頼を得て業務の流れを一通り理解できるようになったら、次はいよいよプロジェクトの
担当者を目指すステップです。
ここで任される仕事こそが、職務経歴書に
書ける実務経験になります。
もちろん、いきなり大きな案件を任されるわけではありません。
最初は小規模なものや簡単なプロジェクトから
始まることが多いです。
それでも、そこで成果を出していけば、徐々に
より高度な仕事任されるようになります。
担当者になるためには、自分から意欲を見せる
ことも大切です。
たとえば日ごろから、
「一人でプロジェクトをやってみたいです」
「任せてもらえたら頑張ります」
といった思いを、上司や担当社員に
伝えておくと、タイミングが合ったときに
声をかけてもらえる可能性が高まります。
そしてこの段階からは、ただ言われたことを
こなすだけでは足りません。
日々の業務に対して、どのように進めればより良くなるかを自分で考えて動く姿勢が求められるようになります。
実際に私も、職務経歴書を書いていて気づいた
ことがあります。
それは、ただ言われた業務をこなしていただけでは、「〇〇をやりました」としか書けないということです。
一方で、しっかりと考えて取り組んだ業務は、「なぜうまくいったのか」
「どんな工夫をしたのか」「結果以上に得られたこと」まで深く書けました。
また、転職活動の面談では「その仕事で苦労したところは?」「どう乗り越えたのか?」と
いった質問も受けました。
ただ作業をこなしていただけでは、こうした
質問には答えられなかったと思います。
だからこそ、与えられた仕事に対して、
求められる成果以上を出す意識で取り組むこと
が
とても重要だと感じています。
派遣社員が実務と並行してスキルを
高めるためにできること


キャリアアップを目指すのであれば、
実務経験だけでなく、仕事以外での自己啓発にも
取り組むことが欠かせません。
とくに、目指す企業や業界が明確にある場合は
その企業が求めているスキルや資格を調べ、
足りない部分を補っていく努力が必要です。
その際には、通信講座やスクールに通う、
学習用のサブスクを活用する、資格試験に
チャレンジするなど、具体的な行動が
求められます。
こうした自己投資に対しては、お金を惜しまずに
使いましょう。
将来への投資だと考えて、必要なところには
しっかりとお金をかけていきましょう。
私自身も、派遣社員として働くかたわら、
将来を見据えてできることから少しずつ行動を
始めました。
ここでは、実際に私が取り組んできたことを
紹介します。
- 通信大学で大卒資格を取得
-
もともと私は高卒だったため、応募したい
企業のほとんどが「大卒以上」が条件で、
そもそも応募すら出来ませんでした。
そこで、働きながらでも通える通信制大学に
入学し、大卒資格を取得しました。
詳しい内容は別記事にまとめてありますので、気になる方はそちらも参考にしてください。あわせて読みたい高卒社会人が働きながら大学に通い、大卒資格を取る方法 通信大学で学費を安く、高卒から挑戦して大卒資格を目指すための具体的なステップついて解説。 本記事では、通信大学の選び方から入学、学習方法、そして卒業までの流れを解説。さらに、働きながら学ぶ際のメリット・デメリットも紹介しています。 - 通勤時間をスキルアップに活用
-
私の通勤時間は片道1時間以上かかっていたため、この時間を何とか有効活用できないかと
考えました。
そこで取り入れたのがオーディオブックです。耳だけで学べるため、通勤中にも知識を
インプットする習慣ができました。
こちらも詳しくは別記事でまとめています。あわせて読みたい通勤時間で差をつける自己啓発によるビジネススキルと成長 自己啓発とビジネススキルの向上に役立つ、通勤時間の活用法をお勧めします。この記事では、成長を加速させるための学習戦略や、実務に直結する方法を探求しています。あなたのキャリアを次のレベルに引き上げるためのヒントが満載です。
このように、実務以外の時間をどう活かすかも、キャリアアップに向けた重要な要素です。
少しずつでもいいので、自分にできることから始めてみてください。
「とはいえ、そんな時間どこにあるの?」と
思う方もいるかもしれません。
実際に私も時間の確保には悩みましたが、
工夫次第で少しずつ取り組むことは可能です。
私が時間をどう作っていたかについては、
別記事でまとめていますので、気になる方は
参考にしてみてください。


派遣社員がキャリアを切り開くために
必要なこと


キャリアアップをしたいと考えた時点で、
自分の立ち位置が、目標としている企業や
正社員の人たちよりも後ろにあるという現実を
受け止める必要があります。
その場所にたどり着くには、今そこにいる人たち
と同じことをしているだけでは追いつけません。
すでに差があるのなら、それ以上の努力をしなければ埋まりません。
だからこそ、普段の仕事だけでは足りません。
仕事外でも自分を高めるための努力を積み重ねることが、キャリアを切り開くためには
必要不可欠です。
本気でキャリアアップしたいなら、どこまで
本気で、どこまで努力できるかがすべてです。
甘い考えのままでは、キャリアアップはできません。
私自身、派遣社員からスタートし、
東証プライム上場の大手企業の正社員になること
ができました。
その経験や考え方は、こちらの記事で紹介しています。


この記事が、あなたのキャリアアップの参考に
なれば幸いです。
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